原子力市民委員会 原子力規制部会 公開セミナー
原発の安全基準はどうあるべきか
―― 原子力規制委員会による新たな「安全神話」を徹底批判する ――
開催のお知らせ
原子力市民委員会は、2011年3月の東日本大震災・福島原発事故をふまえ、脱原発社会への転換を図るための現実的な政策提言に取り組んできました。原子力市民委員会の原子力規制部会は、原発の設計や運転に直接関わった経験のある技術者等もメンバーに加わり、脱原発を前提とした原子力の安全規制の問題に取り組んできました。
この公開セミナーでは、原子力規制部会が先頃発表した特別レポート「原発の安全基準はどうあるべきか」の概要を紹介するとともに、多くの脱原発裁判において重要な争点となっている火山噴火対策について、原子力規制委員会が、自ら定めた「火山影響評価ガイド」を骨抜きにしようとしていることへの抗議声明について説明します。
短い時間ではありますが、原子力規制委員会による現在の規制行政の問題性と、原発の安全規制を考える上での根本的な部分について、わかりやすく解説する場にしたいと考えています。ぜひご参加ください。
日 時:2018年 5月31日(木) 18:30~20:45
場 所:日比谷図書文化館 スタジオプラス
プログラム:
1.趣旨説明:「新規制基準の考え方」にみる原子力規制委員会の現状追認 <15分>
筒井哲郎(原子力市民委員会 原子力規制部会長、プラント技術者の会)
2.「声明:火山影響評価ガイドの死文化を撤回せよ」について <15分>
海渡雄一(原子力市民委員会委員、脱原発弁護団全国連絡会共同代表)
3.原発の安全基準をどう考えるか <15分>×4名
1)新規制基準の不備・不徹底 筒井哲郎(原子力市民委員会 原子力規制部会長)
2)水蒸気爆発の危険性 高島武雄(原子力市民委員会 原子力規制部会メンバー、
元国立小山工業高等専門学校機械工学科教授)
3)原発老朽化問題 井野博満(原子力市民委員会 アドバイザー、東京大学名誉教授、
柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会代表)
4)原発リスク評価の虚妄 後藤政志(原子力市民委員会 委員、元東芝、原発設計技術者)
4.質疑応答 <30分>
参加費:1,000円(『原発の安全基準はどうあるべきか』持参の方は500円)
主催・問い合わせ:
原子力市民委員会 事務局
〒160-0003 東京都新宿区四谷本塩町4-15 新井ビル3階(高木仁三郎市民科学基金内)
Tel / Fax 03-3358-7064
E-mail email◎ccnejapan.com(◎を@に変えてください。)