「どうする?!核のゴミ -最終処分と合意形成を考える日独シンポジウム-」
開催のお知らせ
ドイツ・緑の党のベアベル・ヘーン氏の来日にあわせ、核廃棄物の最終処分問題に関する日独シンポジウムを開催します。
日本では、高レベル放射性廃棄物(再処理したあとの核のゴミ)の最終処分地選定について、これまでの「自治体が名乗りをあげる」方式から国が候補地を選定する方式への転換が、2015年5月22日に閣議決定され、各地で国主催の「意見交換会」が開催されたところです。
一方ドイツでは、当初から最終処分場の候補地と考えられてきたゴアレーベンが、地層の安定性と住民・市民社会の反対とによって2013年に白紙撤回され、2014年、連邦議会のもとに「最終処分場委員会」がつくられてあらたな議論が始まったところです。
委員会には、政治家だけでなく労働組合、宗教団体、環境保護団体などの市民代表を含む33人が参加し、すべての議論に透明性をもたせながら合意形成をはかろうとしています。
原子力発電を持った以上逃れられない核のゴミ問題、最終処分に向けた合意形成はどのように行っていくのか。日独の事例から考えます。
日 時:2015年7月31日(金)18:45~20:45
会 場:日比谷図書文化館 コンベンションホール(B1F)
プログラム(予定):
1.「ドイツ・白紙からの最終処分場選定」ベアベル・ヘーン氏
2.「日本の高レベル廃棄物処分問題の経緯」
伴英幸氏(原子力資料情報室/原子力市民委員会)
3.パネルディスカッション「核廃棄物最終処分:合意形成のあり方を考える」
・コーディネーター:茅野恒秀氏(信州大学/原子力市民委員会第2部会)
・ベアベル・ヘーン氏
・現地から 調整中
・「ドイツ・処分場委員会に参画する環境団体」 吉田明子氏(FoE Japan)
・「将来世代としての提案」 西島香織氏(A SEED JAPAN)
・志津里公子氏(地層処分問題研究グループ/原子力市民委員会第2部会)
資料代:800円
申込み:こちらからお申し込みください。
主 催:核のゴミ最終処分と合意形成を考える日独シンポジウム実行委員会
共 催:緑の党グリーンズ・ジャパン、原子力市民委員会、eシフト、
A SEED JAPAN、FoE Japan
◆ベアベル・ヘーン(Bärbel Höhn) (同盟90/緑の党)
1952年5月4日ドイツ・フレンスブルクに生まれる。キール大学にて数学と経済を専攻。
1985年から緑の党会員として活動。同盟90/緑の党連邦議会議員として2006年5月から2013年9月まで会派副代表を務める。再生可能エネルギー、原発、気候変動、消費者保護などを中心テーマとして活動し、現在、ドイツ緑の党連邦議会議員。委員長環境・自然保護・建設・原子炉安全委員会委員長をつとめる。