開催のお知らせ
日 時:2015年5月23日(土)13:30 開場、14:00 開始、16:30 終了
会 場:ひとまち交流館 京都 大会議室
(京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1)
パネリスト:
【原子力市民委員会から】
吉岡 斉(九州大学大学院 比較社会文化研究院 教授、元政府原発事故調査委員会委員、
原子力市民委員会 座長)
大島 堅一(立命館大学 国際関係学部 教授、原子力市民委員会 座長代理)
筒井 哲郎(プラント技術者の会、元化学プラント技術者、原子力市民委員会規制部会長)
アイリーン美緒子スミス (グリーン・アクション代表、原子力市民委員会アドバイザー)
細川弘明(京都精華大学 人文学部 教授、原子力市民委員会 事務局長)
【ゲスト】
出口治男さん・森田基彦さん(弁護士、京都脱原発弁護団)
プログラム:
(1)吉岡 斉「原発再稼働をめぐる合意の問題」
・原発「回帰」政策をめぐる全般的状況
・原発再稼働に対して立地自治体以外の住民や自治体が意見を述べる権利について
(京都府と関西電力の新「安全協定」や、原子力防災に関する関西広域連合から
国への「申し入れ」の内容も念頭にいれて論点整理します。)
(2)筒井 哲郎「高浜原発の安全上の問題」
・原発の「新規制基準」の欠陥について
・福井地裁決定(高浜原発)と鹿児島地裁決定(川内原発)で判断の別れた点
― 地震対策、加圧水型原子炉特有の問題など ― について
(3)出口治男・森田基彦「大飯原発差し止め京都訴訟をめぐる状況」
・原発再稼働の差止をもとめる裁判が全国各地で進行中ですが、京都訴訟の代
理人おふたりをゲストに迎え、主な争点と進行状況などについて教えていた
だきます。
(4)アイリーン美緒子スミス「原発防災の実態と問題」
・京都府は、舞鶴市・宮津市など原発至近距離の市町村を抱えるとともに、福井
県からの避難民を受け入れる側でもあります。避難計画の実情は?琵琶湖汚染
の対策は?
(5)大島 堅一「原発再稼働の経済学」
・原発を維持することの経済的側面、コスト検証の考え方
・「再稼働しないと電気料金が上がる」という推進派主張の検証
・電力自由化の時代において原発を延命させるために政府(経産省)がとろうと
している新しい「原発救済策」の分析と批判
司会進行: 細川弘明
以上の演者から、それぞれ話題提供したのち、会場との質疑応答・討論に十分な時間をとる予定です。また、福島から避難して京都で生活しておられる方からのコメント発言も予定しています。
どなたでもご参加いただけます。原発についての事前知識の有無をとわず、また再稼働への賛否にかかわらず、率直な意見交換や質疑応答のチャンスにしていただれば幸いです。
入場無料・予約不要
主 催:原子力市民委員会
協 力:NPO法人環境市民
問合せ:原子力市民委員会事務局(高木仁三郎市民科学基金内)
TEL/FAX: 03-3358-7064 E-MAIL: email@ccnejapan.com
もしくは090-7539-0270、k22m@me.comまで。
原子力市民委員会(CCNE)は「原発のない社会」の実現をのぞむ市民の声を反映させた政策のあり方について、調査・研究・提案・公論形成するための市民シンクタンクとして2013年から約60名のメンバー(研究者、技術者、弁護士、経営者、教育者、NGO/NPO職員など)で活動しています。