――使用済み燃料乾式中間貯蔵と余剰プルトニウムを考える――
フランク・フォンヒッペル、マイケル・シュナイダー 講演会
◆日 時:5月20日(月)18時30分~20時30分
◆場 所:連合会館201号室(旧総評会館)(千代田区神田駿河台3-2-11)
J R:中央線・総武線 御茶ノ水駅(聖橋口)
地下鉄:新御茶ノ水駅、小川町駅、淡路町駅(B3出口)
http://rengokaikan.jp/access/
◆資 料 代:1,000円
◆申 込 み:当日の参加もできますが、資料準備のため、EmailかFaxで、下記までご連絡ください。
◆共 催:原水爆禁止日本国民会議
◆プログラム:
18:30 開 会
18:35 フランク・フォンヒッペル氏 講演
『使用済み燃料の中間貯蔵問題』
19:05 <意見交換>
19:25 マイケル・シュナイダー氏 講演
『フランスの原子力政策と余剰プルトニウム、日本への影響』
19:45 フォンヒッペル氏からのコメント
『プルトニウム処分の技術的側面』
19:55 <意見交換>
20:30 閉 会
フランク・フォンヒッペル氏とマイケル・シュナイダー氏は、「国際核分裂性物質パネル(International Panel on Fissile Materials:IPFM)」の共同議長及びメンバーとして、核不拡散の観点から、核分裂物質の低減を追求し、再処理政策からの撤退と、これに伴う対応策を国際的に提言しています。
今回の講演内容の一つは、「使用済み燃料の乾式貯蔵問題」です。再処理の推進派は、原子力発電所のプールが満杯になってきているから、六ヶ所再処理工場の運転を開始しなければならないと主張します。両氏は、プール貯蔵よりも安全な「乾式貯蔵」への早急な移行を、代替案として唱えています。原子力委員会は、昨年、使用済み燃料の直接処分の研究の必要性を再提言しました。長期的な貯蔵方法としては、乾式貯蔵が有効とされています。フォンヒッペル氏からは、使用済み燃料の乾式貯蔵方式について、技術面や経済面から話を伺います。
もう一つの内容は、「余剰プルトニウム」への対応です。フランスの原子力依存度低減策では、MOX燃料を消費できる原子炉が閉鎖されていきます。フランスは、自国の所有するプルトニウムの消費だけでやっとという状態です。そうすると、日本のプルトニウムをフランスでMOX利用する可能性はなくなります。現在、英仏にある日本のプルトニウム約34トンをどうすればいいのか。フランスの政策転換の意味について、シュナイダー氏からお聞きします。そして、フォンヒッペル氏には、プルトニウム処分の技術的側面についてお聞きします。
お二人の提言は、核廃棄物という問題に取り組むうえでの有益な示唆を与えてくれることと思います。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
※国際核分裂性物質パネル(IPFM)は、2006年1月に設立された、核兵器国と非核兵器国両方を含む 16カ国の軍備管理・拡散防止問題の専門家からなる独立したグループ。
◆講演者のプロフィールなど
フランク・フォンヒッペル氏(Frank von Hippel)
マイケル・シュナイダー氏(Mycle Schneider)
◆参加の申込みや問い合わせ先
原子力市民委員会
〒160-0004 東京都新宿四谷1-21 戸田ビル4階
Tel / Fax 03-3358-7064
E-mail email◎ccnejapan.com(◎を@に変えてください。)
Web http://www.ccnejapan.com