岸田政権が進める原発回帰政策「4文書」(※)について、1月20~23日までの間、パブリック・コメントにかけられています。あまりに短期間に、重要な政策転換がはかられようとしており、対応に戸惑う方も多いのではないかと思います。
政府はパブコメ終了後、2月には基本方針を閣議決定し、その後、通常国会に複数の法律改正を一括して審議する「束ね法案」として、提出するとみられています。
今回の法改正が実現した場合、新たな原発事故のリスクが高まるのみならず、気候危機対策にも逆行することになり、「日本の健全なエネルギー社会の将来」が失われる事態におちいるといっても過言ではありません。
まずは、一人でも多くの市民が、気になる問題に対し、自らの言葉でパブコメを提出するきっかけとなるよう、原子力市民委員会(CCNE)では急遽、このリレートークを企画しました。ぜひ多くの方にご参加いただけると幸いです。(終了後は、動画を公開予定ですので、広く共有いただけると幸いです)
【前半】
【後半】
日 時: 2023年1月15日(日)10:00~12:30
場 所: Zoomウェビナーによるオンライン配信(下記よりご登録ください)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_yIoepim3QGWuRl0tGM9trQ
※ 案内が届かない場合、email◎ccnejapan.com(◎は@に変えてください)までお知らせください。
プログラム(予定):
はじめに / 司会:吉田明子(国際環境NGO FoE Japan理事、CCNE委員)司会資料
■1.法的な問題 海渡雄一(弁護士、脱原発弁護団全国連絡会 共同代表、CCNE原子力規制部会)海渡資料
■2.原子力規制委員会の問題 満田夏花(国際環境NGO FoE Japan 事務局長/理事、CCNEアドバイザー)満田資料
■3.原発の安全性の問題 小倉志郎(元東芝 原発技術者、CCNE原子力規制部会)
■4.原発の運転延長の問題 後藤政志(元東芝 原発設計技術者、CCNE原子力規制部会部会長)後藤資料
■5.新増設・リプレイス、新型炉の問題 松久保肇(原子力資料情報室事務局長、CCNE委員)松久保資料
■6.再稼動の問題 西島香織(原子力災害考証館furusato、CCNE政策調査部会)
■7.そもそも気候変動対策になるのか 鮎川ゆりか(千葉商科大学名誉教授、CCNEアドバイザー)鮎川資料
■8.そもそも電力安定供給に貢献するのか 大島堅一(龍谷大学政策学部教授、CCNE座長)大島資料
■9.エネルギー安全保障上の問題 松久保肇(原子力資料情報室事務局長、CCNE委員)松久保資料
■10. 原発へ国費投入がつづくことの問題 大島堅一(龍谷大学政策学部教授、CCNE座長)大島資料
■福島からの声 武藤類子(福島原発告訴団 団長、CCNE委員)
■パネル・ディスカッション 当日のQ&A
おわりに:パブコメの書き方、注意事項など (※)ここでの4文書は下記になります。国際環境NGO FoE Japanのこちらのページの解説はわかりやすいです。 ◆内閣官房ほか「GX実現に向けた基本方針」に対する意見募集 (締め切り:2023年1月22日23時59分) ◆資源エネルギー庁「今後の原子力政策の方向性と行動指針(案)」についての意見公募について (締め切り:2023年1月22日23時59分) ◆原子力規制委員会「高経年化した発電用原子炉に関する安全規制の概要(案)」に対する科学的・技術的意見の募集の実施について (締め切り:2023年1月21日0時00分) ◆原子力委員会「原子力利用に関する基本的考え方」改定に向けた御意見の募集について (締め切り:2023年1月23日18時00分)
主 催:原子力市民委員会
お問い合わせ:email◎ccnejapan.com[◎を@に変えてください] TEL/FAX 03-3358-7064