連続オンライントーク「原発ゼロ社会への道」2022 第10回

【11/29(火)17時-18時】
CCNE連続オンライントーク「原発ゼロ社会への道」2022
第10回「 事故由来放射性廃棄物による汚染の広がり
と錯綜する対処 」
開催のお知らせ(終了しました)

    [youtube https://www.youtube.com/watch?v=ghDYCjrNqsI]

 福島第一原発事故によって、日本社会は通常運転の原発のものに加え、大量の事故由来の核廃棄物の問題に直面するようになりました。放射能汚染による二次的な被害を防ぐためにも、賢明な管理・処分の道筋をつけることが不可欠ですが、事故12年目となった今も「無責任」と「不可視」の構造によって、事態は混迷の度合いを増すばかりです。

 福島第一原発の敷地外(オフサイト)に出た放射性物質の扱いについては、福島県内と県外、県内でも対策地域内と外とで対処のあり方が異なるなど、“複雑怪奇”の様相を呈しており、法的根拠があいまいなまま、一度集められた放射性物質を「拡散」させるような政策が、なし崩し的に進められています。

 こうした制度上の問題は、核廃棄物政策全般に通ずることであり、現行法において、核廃棄物を総合的に扱いつつ、管理と処分に取り組むための一貫した法的枠組みと責任体系が存在しないという根本問題につきあたります。

 放射性物質は、長年にわたって環境関連法による規制の適用除外とする「特別扱い」を受けてきました。福島原発事故後、大気汚染防止法など一部では規制対象とはなりましたが、それらも常時監視義務にとどまっており、土壌汚染対策法ではいまだに適応除外とされたままになっています。このことは、除染事業によって大量に生じた汚染土(除去土壌)を「土壌は本来貴重な資源」などと称し、「再生利用」する道筋を組み立てようとしていることにもつながります。

 今回のトークでは、特に事故由来廃棄物への対処をめぐる複雑な構図を読み解きつつ、核廃棄物政策全般につらなる問題に迫りたいと思います。多くの方にご参加いただけると幸いです。


point 日 時: 2022年11月29日(火)17:00~18:00

point 場 所: オンライン開催(zoom)

point プログラム(予定):
1.事故由来放射性廃棄物による汚染の広がりと錯綜する対処
  (『原発ゼロ社会への道』第3章より)
  茅野恒秀(信州大学人文学部准教授、CCNE核廃棄物部会コーディネータ) 茅野 資料
2.質疑応答:

(この企画は、後日Youtubeで公開します。Zoomのウェビナー形式で開催し、ご質問やご意見は当日の質疑応答(Q&A)もしくは、後日メール・FAXなどで受けつけます)

point 申し込み: 下記よりお申込みください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_nw7FcvquRXKn6sqo2odZNg

※ 案内が届かない場合は、email◎ccnejapan.com(◎は@に変えてください)までお知らせください。

point 主 催: 原子力市民委員会

point お問い合わせ:email◎ccnejapan.com[◎を@に変えてください] TEL/FAX 03-3358-7064

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